5歳の孫に「セジョーをオコタルな」という祖父

sejyo_kagi我が家の次男は戦隊ヒーローが大好きだ。ここ最近の誕生日やクリスマスプレゼントは、ヒーローベルトか戦隊ロボットが殆どである。大人の手のひらサイズの戦隊フィギュアを祖父母に買ってもらうこともあり、次男はもっぱらそれらで遊んでいる。自分がベルトを装着して見えない敵と戦うヒーローになり切る「役者ごっこ」のときもあれば、フィギュアとフィギュアを戦わせる「監督ごっこ」のときもある。「おい、お前、覚悟は決まったのか」とか、「オレを怒らせるなんて百万年早いぜ!」とかどこでそんな言葉覚えたんだ?と思うこともあるけれど、本人はいたって真剣である。

そんなある日、いつものように2体のフィギュアで「監督ごっこ」をしていた次男が、「おい、お前、セジョーをオコタルなよ!」「あぁ、わかってるぜ」とか言い出した。セジョー?セジョーって施錠のセジョーか?「俺たちの基地を守るために、セジョーは欠かせないぜ!」「あぁ、セジョーを忘れたら、何もかもおしまいだ!」次男のセジョーをテーマにした監督ごっこを聞きながら、そんなCMがテレビでやってたのかな、と私は思った。

後日、私の母にそのことを報告すると、意外なことがわかった。

先日長男と一緒に祖父母の家に遊びに行ったとき、彼の祖父である私の父が、次男に対して「セジョーをオコタルなよ」とか何とか言っていたらしい。その意味を理解しているのかしていないのかはわからないけれど、とにかくその言葉を次男は覚えていたようだ。そんなエピソードに思わず大笑いしながらも、5歳の孫に「セジョーをオコタルな」と忠告する祖父って一体…母と顔を見合わせて呆れてしまったのだった。